Wineプロジェクトのロゴ
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2008年6月17日に,
「Wine 1.0」がリリースされたことをご存じだろうか?
rmt アラド戦記 Wineは,Linux上でWindows用アプリケーションを動作させられる,フリーのWindowsソフトウェア実行環境だ。言ってしまえば,“Windowsエミュレータ”とでも呼ぶべき存在なのだが,実はWineという名称,「Wine Is Not Emulrator」(Wineはエミュレータではない)の略。Linux上でWindows APIを使えるようにしようというのがWineプロジェクトの目的なので,
class="bold1">「Linuxをカーネルに採用したWindows」がWineの正体ということになる。PCをハードウェアからエミュレートする「VMWare」や「Virtual PC」といった仮想化ソフトと比較するとオーバーヘッドが少なく,動作が軽いことが特徴だ。
arad rmt →Wine公式サイト「WineHQ」
rmt CABAL Wine開発プロジェクトが始まったのは1993年。なんと今から15年も前だ。いまでこそLinuxには「OpenOffice」(オフィススイート)や「Gimp」(画像加工ツール)などといった実用性の高いフリーソフトウェアが用意されているが,当時はLinux上で動作する実用アプリケーションの数,とくにビジネス系ソフトがないことがLinuxの弱点とされていた。その弱点を補うた
めにWineプロジェクトが有志によって開始されたのである。
筆者がWineを初めて使ったのはWindows 95がリリースされる直前の1995年,まだ16bitアプリケーションが主流だった頃で,当時はWindowsのメモ帳やソリティアが動いた程度で感動したりしたものだが,そんなWineがようやくバージョン1.0を名乗れるまでに成長したのだから感慨深いものがある。
WineHQトップページ
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いずれにしても,Wineが実用的になれば「無料でWindowsが手に入る」といってもいいほどなので,ゲーマーにとってもインパクトはあるだろう。
Windowsは原則的に,PC 1台につき1ラインセンスが必要だが,新しいPCに移行したとき,OSのライセンスも移動させたような人が,古いPCのためにWindowsを購入し直すというのはあまり現実的でない。古めのゲームを遊ぶプラットフォームとして,以前使っていたPCを再利用できる可能性が,Wineによって生まれる。
また,Intelはモバイル環境向けLinuxプロジェクトのサイト「Moblin.org」(Mobile & Internet Linux Project)を立ち上げており,同社の提唱するMID(Mobile Internet Device)には,近い将来,モバイル向けのLinuxがOSとして(Windowsの代わりに)搭載される可能性が大いにある。そこで,MIDがモバイルゲーム機となり得る可能性がどれくらいあるのか,WineがPCゲーム
でどれだけ“使える”のかを,チェックしてみようというわけである。今回はあくまで速報として,Wine自体の導入方法や使い方を解説したりはせず,
動作確認に重点を置くので,この点はご注意を。また,2008年6月27日に,development release 1.1.0がリリースされているが,今回はstable版となるバージョン1.0を利用することも併せてあらかじ
めお断りしておきたい。
さて,最初に景気の悪い話をしておくと,先ほども述べたとおり,WineはWindowsエミュレータではない。そのため,Windows APIの完全な実装が非常に難しく,それが正式リリースまでに15年もかかった理由のひとつだ。PC仮想化ソフトの下では「本物の」Windowsが動作しているため,パフォーマンスはさておき,ほとんどのWindows用アプリケーションは動作する
が,Wineではそうはいかず,互換性が大きな課題となる。
ちなみにゲームで多用されるDirect3D(DirectGraphics)は,Wine上だとLinuxの標準的な3D APIであるOpenGLの呼び出しに変換されている。Direct3DとOpenGLは構造が異なるため,変換のオーバーヘッドはそれなりに大きい。また,Direct3DはほかのAPIに比べると進化のテンポが早いので,完全なサポートはほかのAPIよりも難しいようだ。
どんなゲームが動くのか?
WineHQ App DB
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……というわけなので,ゲームをWineで動かすのはかなり難しい。結論から先に言ってしまうと「動くかどうかは運次第」なのだが,どのようなゲームが動作しているかは,Wineが運用している動作情報データベースWineHQ App DBを見てもらうのが確実だろう。「単純にインストールしただけでは動かないが,あれこれと設定をいじると動作するようになる」というケ
ースも少なくない。
DirectXのバージョンは,初期状態では7を返すようだが,GPUがピクセルシェーダや頂点シェーダをサポートしていれば利用可能。また,4Gamerの最新ドライバページにあるリンク先から入手可能なRuntimeをインストールすれば,無理矢理DirectX 9のエミュレートを行わせることもできる。
 Wineの設定パネル。全体設定に加え,実行ファイルを指定することで,当該実行ファイル個別の設定も行える |
 ゲームでは重要な「画面」設定タブ。頂点/ピクセルシェーダは,グラフィックスカードが対応していればWine上でも使用可能 |
一方,DirectX 10は,それまでから大きく構造が変わった関係で,Wineから利用できるようになるには,もう少し時間がかかると思われる。
とまあ,御託を並べるのはこれくらいにして,筆者がいろいろゲームを試した結果をレポートしていこう。テスト環境は
表のとおりで,ざっと2?3年前の「AGP,最後の世代」といった趣の構成だ。筆者の私物である。
なお,テストの前提として,DirectX 9.0cのRuntimeをWineにセットアップし,フォントやDirect3Dの設定を変更した状態で,各ゲームのインストールを試みている。“素”の状態では(DirectX 7までの対応ということもあり)今回のテストとは異なる結果になる可能性も大いにあることは,あらかじめご承知置きを。また,これはいうまでもないことだが,本稿のテスト結果
はあくまで記事掲載時点のものである。今後,Wine自体のアップデートや,設定のさらなる見直しにより,動作しなかったものが動作するようになる可能性があることは,念のため付記しておきたい。
DirectX 9.0cをWineに無理矢理インストールすると,DirectX 9.0cレベルのエミュレーションが可能になる。画面は「dxdiag」を動作させている様子
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Steam:ほぼ問題なし
まず,Valve Software製のオンラインゲーム配信サービスである「Steam」は,フォント関連の設定を修正するだけで,比較的あっさり動作した。アカウントを使ったログインや,ライセンスを持っているゲームのアクティベートも問題ない。オンライン購入は試していないが,通信は正常にできているので,おそらく可能だろう。
Steamは,少しばかりカスタマイズするだけで正常に動作する
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引用元:吹田市歯科の総合情報サイトPR

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